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活動理念

古来、わが国では、「さけ」とは神事と密接に結び付く神聖な捧げものであるとともに、和を重んじる大和民族の心の絆を繋ぐ、大切なものでした。

その製法は、他の国や地域ではみられない非常に特殊なもので、高い技術と細やかな気配り、そして四季の変化に富む気候風土のどれ一つが欠けても生まれなかった、まさに奇跡の産物とでも呼ぶべきものです。また、日本の「さけ」は米、水、麹など、全て国産の原材料で造られる、とても稀有な産品です。

そして、杜氏以下、蔵人たちの職人魂で、この奇跡の産物が代々にわたって受け継がれてきました。

ところが、現在「日本酒」と呼ばれているこの貴重な酒は、1970年代半ばをピークに消費量が減りつづけ、それに伴い、酒蔵の数も大きく減ってきています。

日本酒の市場は今やかつての三分の一の規模にまで縮小し、この動きは止まるところを知りません。

現在1,500弱あると言われている酒蔵の大多数は、良い酒を造りたいとの情熱を傾け、ひたむきに酒造りに勤しみながらも、資金や人手に余裕がなく、商品開発や市場開拓にまでなかなか手が回らないなか、市場縮小の圧力と闘っています。

日本酒造りという、この貴重な伝統を絶やすことなく存続、発展させていくために、私たち一人ひとりが日本酒についての理解を深め、そのおいしさ、素晴らしさを周りに伝えていく。そして、日本酒を愛する仲間の輪を広げていくことが大切です。

それによって、日本酒の市場と日本酒文化の再興に少しでも貢献できればと考え、この会を発足させる次第です。

近年、特定の銘柄、仕様の酒が日本酒ファンの間で支持を集め、また、まだ小規模ながら、海外に顧客ができるなど、一部では新しい動きも出始めています。

私たちの活動が、第二、第三・・・の成功例を生み出すきっかけとなればと願っております。

平成30年(2018年)10月1日

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 NPO法人

蔵人応援団

日本酒の復興を支える仲間とともに

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