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イベント開催報告

 

【2023年8月臨時イベント】北埼玉の蔵元さんを応援しに行こう!

団員2名と一般参加者3名に加え、写真家・ライターの いのうえのぞみ さんの計6名で、深谷市と熊谷市の歴史のある酒蔵を訪ねてきました。
この企画はコロナが蔓延する直前に2020年5月実施を前提に予定していたものの、行動制限発令のためを見送らざるを得なくなった(オンライン飲み会に変更)という経緯があり、実に足掛け4年の宿願となっていたものです。

猛暑の季節でもあることから、蔵元さんの車2台に分乗して移動するようにとのお申し出に甘えさせていただき、途中の観光と昼食をはさみ、一日中フルアテンドしていただきました。
滝澤さん、権田さんのご親切に心から感謝しております。

 

滝澤酒造さんは幕末の文久三年(1863年)創業、秩父で酒造りを始められ、明治三十三年(1900)年に現在の場所に移られたとのことです。

蔵の構造物には色濃く昔の名残が見て取れます。半世紀前ごろまで使われていたという地域のランドマーク的な立派な煙突には、太平洋戦争末期の米軍の機銃掃射によって被弾した痕が残るなど、歴史の重みを感じさせます。
その一方で、主軸銘柄の菊泉の他に、先進的な技術を使って世界市場に通じるスパークリング清酒(泡酒)の開発に力を入れるなど、未来を見据えた取り組みにも積極的なご様子がうかがえます。

 

 

権田酒造さんは嘉永三年(1850年)創業で、現在では熊谷に残る唯一の酒蔵です。滝澤酒造さん同様、長い歴史を誇り、伝統的な造りと丁寧な手仕事で、ブレないお酒を造られています。
代表的な銘柄の直実は、鎌倉時代に活躍した地元の武将、熊谷次郎直実に由来し、その英傑のイメージ通り、力強さを感じさせる味わいのお酒です。
また、女将さんが地元産の農作物を使って作られる手料理やお漬物はとても美味しく、どんどんお酒が進みます。

 

 

 

 

 

 

この地域は渋沢栄一の出身地で、立派な「渋沢栄一記念館」ができています。また、本人の生家や縁者の屋敷跡などが残されていて、ちょっとした観光スポットにもなっています。いまはまだそれほど混みあっていませんが、来年秋の新札(1万円札のデザインに渋沢栄一の肖像写真が使われる予定)登場以後は、来客が増えそうです。

また、深谷市内で20年ほど前まで操業されていた少し大きめの造り酒屋さんの跡地がNPOによって保全され、映画館や小さなショップなどが集まる素敵なエリアになっています。こちらも必見です。

文責:団長 桐村康司

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